900日で〇〇するヒト 16日目 満月1

2021年2月12日は新月だった。

今日はそこから迎える初めての満月。

昨夜は、熱に浮かされたように、絡み酒をしてしまい、申し訳なかった。

それというのも

Scheherazade (film) - Wikipedia

映画「シェエラザード」 - KANOKO ART

シェエラザード、この映画を見たからだ。

この映画への感想というものは、あまりない。

マルセイユという環境(それがどういうものなのかは実際にはよくわからない)

そして、すごく身近に存在する犯罪によって得る金銭。

あるいは、犯罪を助長するために払う金銭。

ある人は、フランスのキツさは日本と比較にならない。と言ったのだけれど

私にはそうは思えなくて、

ある『層』に生まれる、置かれる、ということで余りにも生きることと身近なところに

犯罪(犯罪というのは国家の罪刑法定主義によって規定されるもの)がある

ということに関して日本もフランスも変わらないのではないかと思ったりした。

さて、よくわからないけれど、恐らく初めて愛した男がいる。

そして、その愛は報われず、今もこの世に成仏できず漂っている。

その男が、少しだけ、この映画の主人公に似ていた。

生き方とか、不器用さとか、

それでもその人の中にある正義感を通そうとするところとか。

そういう熱に浮かされて、絡み酒になってしまった次第。

今も、電話をかけてみたくて仕方ない。

その先の結末を考えずに、電話して、会って、ヤッて、

それで終われることができたなら。

 

そして、今日は天空の結婚式という映画を見た。

映画『天空の結婚式』オフィシャルサイト

打って変わってといっては言い過ぎなのだが、

薄暗い犯罪社会の中での男と女という関係性に対して

同性愛という、生殖を伴わないパートナーシップについて太陽の下で描かれた映画だ。

そのものを善とか悪とかいいたいわけではなく、作品のトーンの違いだ。

そういう明るい、でも生殖という未来を伴わない(これは言い過ぎなんだけど)

関係性を見てなお、

電話をかけたいと思うのは、バカである。

本当に、この片思いが成仏する時が早く来てほしいのだが、

それを神仏に祈るつもりもなく、とにかく時が過ぎるのを待つばかりである。

先がなくても声を聞きたい。

明後日がなくても、明日の朝一緒に目覚められればいい。

そんな感傷的なことを思うのは、今日が満月だからなんじゃないかと思う。

体調が悪くなるのは気圧のせいだし、

感情が昂ぶるのは月齢のせい。

そういう風にしてやっていくしかないんじゃないかな。